NO.14

災害救助出動報告

3.27左俣谷なだれ災害

出動年月日

2000平成12 32930

出動依頼機関

岐阜県吉城郡上宝村災害対策本部

活動場所

岐阜県吉城郡上宝村左俣谷

出動時間

329 午後時半出動   現地着 午後

気象状況

現地 風雪強し 気温 1℃

出動犬

チュウーイ、ガミー

出動者

トーマス、宮崎、野口

出動車両

救助犬工作車 一台

災害状況  

 現場は「なだれの巣」と呼ばれる、なだれの多発地帯であるが、今回のなだれは近年にない大規模なものであった。 除雪作業をしていた2名がなだれに巻き込まれて行方不明となっていた。救助作業は天候に左右されて、2次災害を防ぐために思うようにできなかった。雪質は重く硬い、深さ3〜15メートルの雪、気温が高いとなだれの起き易い状況

 

 

 

  活動内容

 

 

 

 

 

 

 

29

気象条件が悪く対策本部にて待機

 

 

 

 

  30日

 

 

 

 

 

午前零時

消防団の副団長とともに現場を徒歩で見に行く

午前時半

就寝、

午前6時

捜索を開始

午前7時

1人目の不明者が発見され、捜索中断

午前9時

朝食を取り再び待機

午前10時

本部より雪の下の瓦礫での捜索を依頼される

午前11時

ガミー、チュウーイの2頭が同じ場所で反応を示した

午前11時半

反応をした場所の1.5メートル下で2人目の不明者を発見

午後12時半

現地対策本部を出る

午後6時

岡崎に無事帰る

午後9時

報告反省会

 

反省点

その他

 

  なだれ専門の救助犬ではなかったが、なだれについての知識を持っていたので、  トーマスが不明者のいる可能性の高い場所を推測することができた。 岐阜県警察機動隊、岐阜県警察山岳救助隊、上宝村消防署及び上宝村消防団と現場で協力して捜索することができた。行政関係者(建設省)とは意志の疎通を図ることが難しかった。捜索に行く決断ができなかったので、他の幹事と協議して、行かないことにしたが、訓練場所を提供してくれる上宝村での災害だったので、トーマスと野口の独断で行っ たが、次回からはできるだけ多くの正会員とも協議をし決定する。  

 今回も生存者の発見には至らず、遺体の発見に終わった。被災者の家族のためには遺体の捜索もしなければならないが、その為にレスキューー(救助活動を行う者)が命を落としてはならない。