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2004年秋季高校野球東海大会
試合観戦レポート


たくさんの投稿ありがとうございました。




ハッピーアイランドさん (2004年11月7日)
■観戦した球場
長良川球場

■ランニングスコア
愛工大名電 004 210 000|7
東  邦 000 001 100|2


■観戦レポート
エースを温存した東邦に対し、エースの連投に託した名電。昨年の大会と同じ実力伯仲のカードは昨年と同様名電に軍配が上がった。

東邦は1回二死1・2塁、2回1死2塁のチャンスを続けて逃す。

これに対し名電は3回表、先頭の走者を四球で出すと手堅く二塁へバントで進めさらに次打者がヒットでつなぎ1死1・3塁。このチャンスで1番佐々木君が中越えの3ランで先制。この回さらに後続の2塁走者がうまい牽制球で誘い出されたところ、東邦に挟殺プレーのミスが出て1点をつ追加。この回一挙4点を奪い、名電が試合の主導権を握る。

名電は4回にも9番石黒君の2点タイムリー、5回にはスクイズで1点と着々と追加し、5回までに7対0と大きくリード。

対する東邦は緒戦の相可戦と同様、走者は出すものの後続が続かない。6回7回に走者を3塁まで進めたところでいずれもワイルドピッチで1点ずつ返すのがやっと。最終回も2死満塁まで詰め寄るが、結局最後までタイムリーは出ず。

東邦先発の末藤君は後半6回以降は走者を出しながらも0点に抑える粘りを見せたが、序盤の失点が大き過ぎた。

名電斎賀君は投球数は170球に達し9安打を浴びたが、タイムリーヒット・長打を許さず、ピンチもそれぞれ最小失点に抑え、勝利に貢献した。

名電には今日の勢いを来週から始まる明治神宮野球大会につなげ、2連覇で東海地区の選抜枠増枠を勝ち取ってもらうよう期待したい。


ハッピーアイランドさん (2004年10月31日)
■観戦した球場
大垣北球場

■ランニングスコア
相  可 000 000 110|2
東  邦 000 001 002|3
(9回サヨナラ)

■観戦レポート
(相可の皆さん、関係者の方には大変失礼ながら立ち上がりの状況からは東邦が断然優位とみていましたが、)相可が強豪東邦に食らいつき大いに苦しめる。東邦は最終回に何とか逆転し、決着をつけた。

東邦・木下投手は速球を武器に6回まで0点、三振も11個奪い快調。しかし、東邦打線は5回まで毎回走者を塁に出し、しかもうち四度は無死走者でありながら、相可・木下投手(東邦木下投手と同姓)の長身ながらサイドから繰り出す粘り強い投球にあと一本が出ない。

東邦は6回に二塁打で出た先頭打者をバント2本でやっとホームに迎え入れ先制。これで主導権を握ったと思いきや、そのすぐ後の7回、相可は8番稲葉君のハーフライナーががファーストのグラブを執念ではじくタイムリーとなり同点。

相可は8回に、東邦守備陣の野選などでつかんだ一死2・3塁のチャンスで四番細谷君の打ったゴロが前進守備のセカンドの頭を越え逆転。この時、3点目を狙った2塁走者はライトの好返球でアウトとなったが試合はこのまま最終回9回裏。

1点を追う東邦はピッチャー木下君が右中間にこの日2本目のヒットで出塁。まず同点を狙い、9番伊藤君は送りバント。ここで相可は [追加→]ピッチャー木下君が焦って一塁に暴投。この試合初めてのミスで一気にピンチを迎える。最後は1番瀬戸川君が左打席から三塁線を鮮やかに弾き返し、2走者が生還し東邦がサヨナラ勝ちした。

この試合の相可の粘り強い戦いは見事。相可の木下君はこの試合実に7回先頭打者の出塁を許し、あと2回も走者を出し苦しい展開ながら後続を抑え、東邦をあと1歩まで追い詰める立役者となった。

相可の打線も東邦木下君に13三振を喫しながらもその速球に食らいつき8安打を奪う粘りを見せた。特にタイムリーの2本はまさに執念がボールに乗り移ったかのようだった。また、相可の四番細谷君は3安打の大活躍、彼の前にもう少しスコアリングポジションの走者が出ていればと惜しまれた。

個人的に期待したのは東邦の木下投手と四番西村君(構えがとてもユニークで楽しいです)。木下投手は期待どおりだったが、西村君は2打数無安打2犠打。先取点につながる犠打でチームの勝利に貢献はしたもののヒットを見られなかったのは残念。次に期待したい。


ハッピーアイランドさん (2004年10月31日)
■観戦した球場
大垣北球場

■ランニングスコア
海  星 010 121 000|5
常 葉 橘 000 003 000|3

■観戦レポート
1回裏、常葉橘が無死1・3塁のチャンスをクリーンアップの3者連続三振で逃す。

海星がすかさず2回表に先頭打者のツーベースを足がかりに1点を先取。主導権を握り、6回表まで相手のエラーなどもあり5対0とする。

対する橘も6回、四球で出た先頭打者を2塁に送った以降連打を重ね3点を返す。これで雰囲気が一気に変わり橘の勢いが増し、逆転に向け攻勢をかけ、7回もチャンスを作るが海星の先発小林君が何とかしのぎ、8回からは無死1塁からのところで2番手小堀君が登板。以降6者を連続して押さえ、海星が何とか逃げ切る。

橘の失点は4回はタイムリーエラー、5回は二死からの連続四球、6回も2つのエラー絡みなど、いずれも大事なところでのミス。チームとしての力強さはあるだけに惜しいところ。


伊藤さん (2004年10月30日)
■観戦した球場
長良川球場

■ランニングスコア
愛工大名電 310 000 000|4
中 津 商 010 001 000|2

■観戦レポート
ともに5安打ずつという、言い方を変えれば貧打戦とも言えるこの試合は、立ち上がりが不安定だった中津商を攻めてチャンスをものにした名電に軍配が挙がった。

1回表、中津商の右上手投げ・吉田を攻めた名電は、1番・小島四球、盗塁を絡めた後で2番・柴田の三ゴロが悪送球となり、うまい走塁も重なり無死1、3塁として、注目の3番・佐々木孝が左中間へ2塁打を放ち2点を先制。更に無死3塁から4番・堂上の左犠飛で1点を加点。計3点を先制した。

続く2回にも2死から9番・石黒が左翼線2塁打を放ち、小島の右中間3塁打で更に1点を加えた。

しかしながら、名電は3回に大きなチャンスを逃してしまい、その後得点はおろか、安打すら出なくなってしまった。3回の名電は、佐々木孝が遊ゴロエラーで出塁。堂上の左越2塁打で無死2,3塁とする。ここで5番・山田の痛烈な当たりは遊直となり、飛び出した3塁走者が刺され、併殺になり、試合を一気に決めることができなかった。

対する名電の右上手投げ・斎賀は安定感抜群の立ち上がりを見せた。2回には中津商の7番・伊藤に、6回には4番・小池にそれぞれ適時打を浴び計2点を取られるものの、終始落ち着いた投球を繰り広げた。

それにもまして見事だったのは、中津商の吉田である。回を追うごとに球威が増し、グラウンド整備を挟んだ6回頃からは変化球もコーナーに決まるようになり、強打を誇る名電が打つ手がないほどの内容を見せた。名電の各打者が完全に詰まった当たりをしていたのだから、その力が分かるものと言えよう。

結果として名電に敗れたものの、中津商にとって、特に吉田にとってこの試合で得たものは大きいはずである。

ところで試合後、名電の関係者らしき人が話していたところでは、吉田のMAXは128qで、斎賀とは10qの差があったと言うのである。つまり、斎賀とはまた異なり、それだけ球質が重いのだろうということであった。資料によれば、中津商は甲子園出場経験はおろか、秋季東海大会も今回が初めての出場だそうである。打線の整備次第では、夏の甲子園も夢ではなくなってきた。

対して名電は、時折バントの構えを見せる打者がいたものの、このようなタイプの投手に対しての攻略法を、再考する必要があるだろう。

開催県の岐阜県の代表校ということもあって、スタンドの大部分は中津商に大声援を送っていた。私はやや肩身が狭い思いをしていた。


伊藤さん (2004年10月30日)
■観戦した球場
長良川球場

■ランニングスコア
東海大翔洋 040 010 000|5
津田学園 011 010 010|3

■観戦レポート
両校ともに、一気に試合を決められる場面であと一打が出ず、結果的にもつれた試合展開になった。

時折小雨の降る中で始まったこの試合は、まず東海大翔洋が2回表をビッグイニングにする。

津田学園の先発・右スリークウォーターの粉川は立ち上がりから今ひとつ制球が安定しなかった。2回表、東海大翔洋は1死後、7番・高田の3塁へのゴロがエラーを誘い、続く8番・森本の中越3塁打が出て1点を先制し、9番・関野の左前打で更に1点を加点、2死となった後、2番・内藤の高いバウンドのゴロが一塁手の頭上を越えていく右前打が出て2死1、2塁とし、3番・石岡の左中間2塁打で更に2点を追加し、合計4点を先制した。

一方の東海大翔洋の先発・右上手投げの金谷は、球威十分の直球と縦に大きく割れるカーブ、それにスライダーを使い、初回は無難な立ち上がりを見せた。

しかし2回裏に津田学園の5番・関口に中越2塁打され、6番・小野は中前打で1死3、1塁とした。7番・作野の打席のときに1塁走者が投手からの牽制で刺されてしまうが、その作野に四球を与えた珠が捕手の頭を越えていく暴投になり、1点を返す。

更に3回裏には2死から2番・和泉が3塁線を破る2塁打を放ち、続く3番・斎藤が中前打で1点を返す。

その後5回表裏にそれぞれ1点ずつを取り合った後は、こう着状態が続いた。津田学園は粉川に代打を送った関係で、7回からは投手が右上手投げの安部に代わるものの、この安部が力投を見せ、追加点を与えない。球威十分の直球があり、更にスライダーに東海大翔洋の打線はまったくと言っていいほどタイミングが合っていなかった。

他方、東海大翔洋の金谷は次第に津田学園にとらえられるようになった。特に津田学園は真ん中から外よりの直球を中堅から右方向に運ぶ打法でたびたびチャンスをつくるものの、肝心なところで押さえられてしまう。

結局、東海大翔洋の9安打を上回る11安打を放ちながら、津田学園は追いつくことができず、敗れてしまった。

津田学園の応援はブラスバンドとチアリーダーを動員した、非常に華やかなものであった。