あったかいサービス
(抜粋元の日記を書いたときは冬の11月です。それを考慮して読んでください。)

ある日僕はは友人と、今はすっかりと廃れてしまったショッピングスポットに出かけた。
それぞれの買い物を済ませたあと、お互い身体も財布もくそサブイ中でなぜか
「アイスを食おう」
という事になり、よく行っていた抹茶アイスを売っているお茶屋に行くことになった。
いつもと同じ抹茶アイスをコーンで頼もうとしたところ、そのいつもの「コーン」が切れているという、
普通なら少し高い「カップ」でも同じ値段にしてくれるという事でありがたくそれをいただく。
まったりしながらアイスクリームを食べていると、店のおばさんが
「おまけ」といって
もう一個ずつアイスを差し出してくれた。
アイスを食べてるのに何か暖かく、うれしかった。

温度のないサービスなんて、お金を払えば。簡単にうけられる世の中だ。。
でもあったかいサービスはお金を払って何とかなるもんじゃないと思う。
お金では買えないモノ、それがあったかいサービスなんじゃないだろうか。
今回おばさんがしてくれたのはお金を払えば同じものが食べれる事だ。でも、
何気なしにアイスクリームを差し出してくれたときには
絶対にお金で買えないものがお客さんの心に残るだろう。
大事なのはもらったアイスではなくそうしたおばさんの心なのだ。

チェーン店が増え、バイトの店員ばかりがいる今の日本で、
どれだけのあったかいサービスが生き残っているのだろうか。考えさせられるところである。

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