松井本和蝋燭で使用している材料

【木蝋】ハゼ蝋ともいいます。
[ウルシ(漆)科]に属してる、ハゼ木の‘実’を採集します。
ハゼの木栽培はそれほど古いものではなく、江戸時代の初期からと推測されています。蝋を搾るハゼの木は、暖かい九州、四国、和歌山、沖縄地方に多く栽培されています。ハゼの木の特徴として、若葉のころに触れるとかぶれると言われていますが、11月中旬を過ぎると、葉が落下する、このころになるとかぶれる心配もなくなります。‘実’は緑色から濁ったような黄色に変色します。この時期が‘実’を採取する頃合となります。

特   性
臭い 特有の臭い
特有の味
溶性 エーテル、クロロホルム、二硫酸、ベンゼンに溶けやすく、冷アルコールに難溶
融点 50〜55°C
比重 0.871〜0.878(100/4°C)
酸化 25>
ケンカ化 205〜225
よう素価 5〜8(1g)
不ケンイ(物°C%)1
水分(%) 0.8>キシロール法
炭素数 16〜24の一塩基酸グリセリード90〜91%
19、21、23の二塩基酸グリセリード3〜7%が主成分
成分 オレイン酸12%
パルミチル酸77%

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