三女の末っ子、バブー。父とタイマンです。ここが最高の遊び場でした。岡崎ストーンフェアにもお手伝い参加。大きい姉のちびっ子と家族旅行。岡崎技術工学院石材加工科、技能五輪世界大会で銀賞。リアルペットがAZブランドの人気製品に。

三女の末っ子。
おんなかぁ〜。梓の誕生を電話で聞いた父の一言。父は三人目こそは男の子で跡継ぎが欲しかった。後に聞いたその言葉が梓の頭のどこかにず〜とチラついた。
がっかりしたが女だったものは仕方が無い。仕事を離れると目一杯遊んでくれる楽しい父と明るい母。躾は厳しかったが団らんはいつもにぎやか。両親は三姉妹に分け隔てなく愛情を注いでくれ、いつも笑顔に満ちていた。
自宅兼工場。作る父と支える母。二人三脚で頑張る姿を見て育った。

18歳女子、石屋に。
姉ふたりが就職をし、「さて自分は」を考えた高校2年の進路相談。父は三姉妹の誰にも「石屋を継げ」とは言わなかった。でも誰かに継いで欲しい気持ちはあったと思う。
両親に相談せずに進路相談の場で「家業を継ぎます」と言った。隣に居た母は驚いた。家に帰ってから聞いた父も驚いた。その夜、父に呼ばれ覚悟を問われた。覚悟というよりただただ真っ新なまま石屋の世界に飛び込んだ。

あったかい作品をつくる石職人を目指し。
卒業後、すぐ岡崎技術工学院石材加工科へ入学。昼は修行、夜は工学院。覚える事が山のようにあり、肉体的にも精神的にも疲労困憊の日々。しかし楽しかった。両親のためにと選んだ石屋の道。家業を継ぐというより「両親が懸命に築いてきたものがなくなってしまう」ことがイヤだった。跡継ぎとして男に生まれてこられなかった使命を果たしたかった。
でも今は、石が好きで、つくることが好きで、お客様に喜んでもらえる何にも代え難いやり甲斐に満ちている。
お客様に満足して頂ける仕事が出来る技術と感性を磨き続ける事が自分の目指す石職人の姿。同時に石の新たな可能性も探る日々を送る。

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PROFILE

1981年
上野家の三女として生まれる。
2000年
高校卒業後、上新石材店入社。
修行の日々が始まる。
岡崎技術工学院に入学。
2003年
石材技能五輪で3位入賞。
銅メダル獲得。
動物などの小物製品製作開始。
おかざき匠の会入会。
2005年
愛知万博参加。作品出展。
2010年
飲食店を営む方と結婚
厚生労働大臣指定
石材加工1級石工技能士資格を取得。
2013年
組合青年部第38代会長に就任。
2015年
経済産業大臣指定
岡崎石工品 伝統工芸士資格を取得。