2004年SPRING赤丸ジャンプ
評価項目の「連載」というのは管理人の勝手な予想でその漫画がジャンプ本誌で連載するかしないかを考えたもの、他はそのままの意味です。評価はどれも1〜5の評価で、大きい数字の方が評価が高い(連載に関しては可能性が高い)となります。並び順は(今ジャンと違い)掲載順で、管理人が判断した面白さの順位ではありません。

感想本文はまだ書いていませんが、仮のものとして
「キタ━━!!」「良かった!」「普通…」「なんだかなぁ」
の4評価を書いておきます。 (04/5/8)

ALL THE WAY DOWN(森田まさのり ストーリー:3、画力:5、キャラ:4、独自性:4、連載:1
感想:このページ数でよくここまで描けるなぁと感心した。ただ内容は少年誌向けではなく、かなり渋い。5ページという短いページだからできる内容ではあったが、もっと長編のストーリーにしたものも読んでみたいと思う。
ゴーウエスト!(いとうみきお ストーリー:3、画力:3、キャラ:2、独自性:2、連載:2
感想:能力ギャグバトル?といえる内容。主人公とメガネの相方が、世界一周の修行後に再び対決するという展開は非常に巧く作られていていい設定だと思ったが、それを十分に活かしてある内容ではなかったのが残念。ライバルでありながら修行中は心の支えになっているみたいな事(友情)をもっと前面に出して、読者に伝わりしやすくすれば「友情(ナギサとの)」「努力(世界一周修行)」「勝利(修行中の敵)」と3本柱が立ちもっと良かったのではないか。他にも敵キャラのショボさや軽すぎるバトルのノリも改善してほしいところだった。
窯神(岩本直輝 ストーリー:3、画力:2、キャラ:3、独自性:4、連載:2
感想:良かった
爆走妖精ロンタ(岩淵成太郎 ギャグ:1、画力:2、キャラ:2、独自性:1、連載:1
感想:ギャグがちっとも面白くない上に、画力・構成力・キャラ作りどれをとっても褒められる要素がないのが痛い。特にテンテン君的な主人公のキャラをもう少し練り込んで欲しかった。「実はデキルやつ」「実は優しいやつ」みたいな要素を出していかないと読者がキャラに好感を持てないと思う。
ムヒョとロージーの魔法律相談事務所(西義之 ストーリー:4、画力:2、キャラ:3、独自性:3、連載:3
感想:作者紹介がないので全くの新人ではないのだろうが、自分の保管している過去の赤丸などを見る限りでは結局過去に何を描いているか分からなかった。今回の掲載作品の中で自分が一番惹かれたのがコレ、話(特にオバケの正体)とキャラ作り(特にムヒョの不気味さ)が非常に上手いと感じた。画力はもう少し上げてほしいところだが、今回はホラーの要素もあったのでそれが良い方向に働いていたともいえる。内容としては一見良くありがちな幽霊(オバケ)退治なのだが、それと法律を合わせるアイデアは面白い。普通の新人ならこのアイデアを活かせなかったり、読者に巧く伝えられなかったりで終わってしまうのだが、この作品はどちらもクリア。気になったところは中盤に多いサービス(エロ)シーン。入れる事自体は別に悪いわけでなく、むしろ全体的に暗い作品にいい甘味料となってうまく働いていると思うのだが、絵柄が…。女の子をもう少し可愛く描けるようになってくれればなぁと思った。恐怖シーンの演出力とキャラ作りの巧さをもっと磨いて、今度は本誌読み切りに登場してほしい。今後に非常に期待。
天空の司書(やまもと明日香 ストーリー:3、画力:2、キャラ:2、独自性:4、連載:2
感想:良かった
新地球人ひゅう(吉田真 ストーリー:3、画力:3、キャラ:3、独自性:3、連載:2
感想:良かった
Kick!コータ!!(村瀬克俊 ストーリー:3、画力:3、キャラ:2、独自性:2、連載:2
感想:普通
吉野くんの告白(坂本裕次郎 ギャグ:3、画力:2、キャラ:2、独自性:2、連載:1
感想:青丸ジャンプでデス学を描いた作者だと思われる。デス学はギャグなし(学校の存在自体はギャグだが)のバトル漫画で、自分の中では結構良い評価だったのだが、今回のコレはちょっと合わなかった。
 内容はキャラで笑わせるタイプのギャグマンガ。最初の変態2名が出てきた時点でオチが読めてしまうのがよくない。ギャグ自体はツッコミが的確な事もあり、それなりの水準に達しているが、表現が下品すぎる。「変態→ツッコミ」のパターン以外のギャグをもう少し混ぜて笑わすことができればもっと良かっただろう。数コマしか出てないが、ああいう女キャラも描けたことは意外だった。
鳥獣奇画(角石俊輔 ストーリー:3、画力:2、キャラ:3、独自性:2、連載:2
感想:風賢を始めキャラの作りが上手い。食べ物を粗末にされると切れる主人公っていう設定を最後に活かしたのは意外だったし、友情→勝利となるストーリーも良い。
 気になる点は後半の詰め込み具合。特に最後の友情シーンは2ページぐらい使って、台詞・コマ割も工夫してやれば、もっといい後読感が作り出せたのでは。今回の良いところを失わずに、少し今ウケしない絵柄を矯正できれば、本誌(読み切り)でも通用するかも。
スカイフィッシャー楽丸!(阿部国之 ストーリー:3、画力:2、キャラ:2、独自性:3、連載:2
感想:普通
GIMMICK(森本尚司 ストーリー:3、画力:3、キャラ:3、独自性:3、連載:3
感想:キター?
HURL KING(荒井友規 ストーリー:2、画力:2、キャラ:3、独自性:1、連載:2
感想:作者紹介にも書いてあるが、スラムダンクが好きなことはよく分かる。けどこれはいくら何でも影響され過ぎじゃあないだろうか。
 他にも、柔道漫画を描く気があるなら、柔道シーンをもっと増やすべきだし、動きの表現もまだまだ見られたものじゃない。次に掲載される機会があるなら、スラムダンクからの脱却をしてからにしてほしいものだ。
ごっちゃんです!!-完結編-(つの丸 ストーリー:4、画力:4、キャラ:5、独自性:4、連載:−
感想:自分の中での期待があまりにも高すぎたのか、それともこれで本当に終わってしまった事が残念なのか、ちょっとしっくりこない感じ。ただ、読みたかったものは描かれていたし、(アキラ以外は)各キャラともちゃんと見せ場もあったし、最後のオチも良かった。うーん、しっくりこないのはやっぱり、これだけで終わらせてしまうのがもったいなくて自分自身が納得してないだけなんだろうなぁ。巻末のコメントを見るとまだ残業があるみたいなので、コミックに最後の期待をしておこうと思う。
総評 良くもなく悪くもない、値段相応。ごっちゃん好きか、新人マンガ好きなら買い。