このたび松井本和蝋燭職人、松井規有は
愛知県郷土伝統工芸品産業優秀技術者として愛知県知事より表彰を受けました。

技術・技法の概要

古文書の記録によると、奈良時代には既に蜜蝋燭が使われていました。江戸時代にハゼの実から作る木蝋の生産が進み、利用が広まったと言われます。
代々受け継がれた技法を用い、すべて手作業で一本一本丹念に造られるその熟練の技は、全国の多数の寺院のほか時代劇番組でも松井氏の和蝋燭が使われるなど、非常に高い評価を得ています。
また、近隣小中学校の伝統工芸学習の受け入れ、和蝋燭の伝統技法や歴史の講演、科学的分析を行うなど、岡崎本和蝋燭の振興に貢献しております。

国指定伝統的工芸品とは

国指定伝統的工芸品とは、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」の規定により、経済産業大臣の指定を受けた工芸品で、その指定要件は次のとおりです。
1.主として日常生活に使用されるものであること。
2.主要な製造工程が手作業であること。
3.製造技術・技法が100年以上の歴史を有すること。
4.主たる原材料も100年以上継続して使用されてきたこと。
5.産地に一定数以上の企業数・従事者数があること。(原則10企業以上または、従事者30人以上)  愛知県では、次の12品目が指定を受けています。
なお、全国では211品目が指定を受けており、愛知県の指定品目数は、京都府、新潟県、沖縄県、東京都に続いて全国5位となっております。

平成22年度愛知県伝統的工芸品産業功労者等表彰の実施について

受賞者名簿

平成22年度愛知県伝統的工芸品産業功労者等表彰式



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