松井和蝋燭と西洋蝋燭を見た後の脳波、心拍の変化 名古屋大学大学院生命農学研究科 富岡利恵 100%国産ハゼの木の実の木蝋を使っている和蝋燭と、市販されている合成蝋が原料の西洋蝋燭とで、それぞれの灯を3分間見る前後での脳波と心拍の変化を調べた。 試験日時: 場所: 試験方法: 被験者:60代男性 3名 |
被験者:MT θ、α波の電圧値がβ波よりも高いので、全体的にリラックスしていたと考えられるが、西洋蝋燭と和蝋燭をそれぞれ見た時の脳波の違いは明確ではない。また、西洋蝋燭を見た時よりも和蝋燭を見た時の方が電圧値が低く、β波の含有率が高くなる傾向にあることから、和蝋燭を見て脳が活性化していると考えられる。 |
被験者:A θ、α波の電圧値がβ波よりも高いので、全体的にリラックスしていたと考えられるが、西洋蝋燭と和蝋燭をそれぞれ見た時の脳波の違いは明瞭ではないが、2回目に和蝋燭を見た時にα1波が1回目の和蝋燭、西洋蝋燭を見た時よりも電圧値が高く、α波含有率が高くなる傾向にあった。 |
被験者:B θ、α波の電圧値がβ波よりも高いので、全体的にリラックスしていたと考えられるが、西洋蝋燭と和蝋燭をそれぞれ見た時の脳波の違いは明瞭ではなかった。 |
3人のうち、2人(A,MT)で西洋蝋燭を見た時よりも、和蝋燭を見た時の方が心拍数が低くなっていた。 | |
<SDNN(身体調整能力を示す)> ・西洋蝋燭を見た時よりも和蝋燭を見た時の方がSDNN値が高くなる傾向 <RMSSD(心臓に関する副交感神経の活動)> ・ 西洋蝋燭を見た時、急激に減少する傾向。 ・ 和蝋燭を見た時、高くなる傾向。 <pNN50(自律神経の活動度)> ・ 蝋燭を見ると、値が高くなる傾向。 ・ 心拍数の減少が見られた2人では、和蝋燭を見た後に値が高くなっている。 |
結果のまとめ |
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名古屋大学大学院生命農学研究科 富岡利恵 |
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