我々絵解き座の仲間が属する宗門、真宗高田派本山専修寺(敬称略)の御影堂と如来堂が、平成29年11月28日に国宝の指定を受けられました。何とナント・・この指定日は奇しくも宗祖である親鸞聖人のご命日でありました。(新暦への単純振り替えの場合) 少しそんな思いが重ねられた粋な配慮かもしれません。さて国宝という話題になりますと、建物群では三重県下で初となります。すでに専修寺では、同院所蔵の親鸞聖人直筆となる『三帖和讃』『西方指南抄』が国宝として指定されております。今回は新たに国宝に加えられた両堂を記念して特別拝観しながら伝統の絵解き説法を体験することができます。そこで「三河すーぱー絵解き座」が絵解き説法へ出向いたします。どうぞ奮ってご聴聞、ご視聴ください。
❏御影堂
寛文六年(1666)に上棟、延宝七年(1679)に落慶。その際読み上げられた願文が現存する。棟梁は江戸坂本三左衛門、尾張長兵衛であったと伝えられる。
❏如来堂
発願は享保4年(1719)、着工は翌々6年で、資金難から工事が渋滞し、ようやく元文5年(1740)から地築となる。地盤が軟弱なために寛保3年(1743)8月まで満三ヵ年を要する難工事となる。上棟は延享元年(1744)3月24日、落成遷仏は寛延元年(1748)7月18日、棟梁は近江八幡の高木但馬、脇棟梁は白塚の長谷川十右衛門と浜田の村田喜太郎と伝えられる。
- ❏ご案内
- 期日:3月31日~4月1日
- 時刻:午前11時(1名×45分間)
- 時刻:午後 2時(2名×45分間)
- 場所:真宗高田本山専修寺 食堂(じきどう)
- 住所:三重県津市一身田町2819番地
- 電話:059-232-4171
- 備考:入場無料