報恩講

本澄寺報恩講

  • 場 所:愛知県西尾市楠村町
  • 期 日:平成29年2月3日(金)
  • 出 向:左右田智世
  • 出 向:太藤 世雄
  • 期 日:平成29年2月4日(土)
  • 出 向:井野 優介
  • 期 日:平成29年2月5日(日)
  • 出 向:松原 紗蓮
  • 出 向:梛野 明仁

 西尾市本澄寺さまの報恩講が厳修されました。三河すーぱー絵解き座からは合計5名が出向し、各座員が個性を活かし法座を彩りました。境内・本堂には、坊守様のアイディアが盛り込まれた企画、しつらえ、接待が目白押しで楽しさの中で教えを聞くことができる雰囲気づくりには心を打たれました。また、本澄寺さま報恩講のお初夜に続いて、4日20時より絵解き座2月例会を同書院にて行いました。


平成29年報恩講を迎えて

本澄寺 住職 梛野明仁

 築150年の老朽化著しい本堂は、ビー玉が転がり、天井に光が差し、火鉢でどれだけ炭を起こしても決して一酸化炭素中毒にならない安全なお御堂で、暖房と冷房の両方を利かせた贅沢で粋な異次元空間で、現本堂最後の報恩講が勤修された。
寺報の紙面とチラシを作り、2万6千部を中日新聞に折込み広告を打ち、6座のお勤めと、6人の講師に説教を賜り、20人の法中(ほっちゅう)僧侶が本堂内陣で大勢のお同行衆と共に声を枯らせ無二の勤行を唱和した。
 今年の報恩講の目玉は4日(土)午前の“みんなで縁日・本堂マルシェ”親子でお店を出し、様々な品々がところ狭しと堂内に並ぶ。「いらっしゃいませ~」可愛い声に参詣者の笑顔が溢れる。おもちゃやゲーム、手作りの雑貨もいっぱい、消しゴムハンコ、お花にジュース、パンやラスクも格安販売。無料コーナーも充実、師範によるお抹茶のお点前で一服し、輪なげで一喜一憂し、缶バッチを作り個性をアピール、手作り腕輪念珠をカラフルビーズで作る。その後は、本膳で精進のお斎を緋毛氈に座ってよばれた。今までにない賑わいで老若男女が報恩講に出遇った。
 いよいよ本堂再建の機縁を得て、一人の念仏者誕生を願う、念仏道場として聴聞の場を開き、地域に根ざし世代を超えて集うほっこり寺・かけこみ寺となることをあらためて誓う報恩講であった。
 文末ながら賛同いただいたすべての方々に御礼申し上げる次第であります。

合掌

2017報恩講_梛野説教
2017報恩講_御伝鈔上巻
2017報恩講_柄ざる

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