活動記録

三角公園(大阪)絵解きライブの報告♪

 時計の針が午後1時を刻む。雑踏と喧噪が淀むビルの谷間。いよいよ、大阪の繁華街のただ中に位置する通称「三角公園」での絵解きライブが始まった。
 思い起こせば、大阪の若者たちで賑わうこの場所を借りるまでの道のりは長かった。山有り谷有り・・。警察、大阪市と駆けずり回って、最後には地元自治会の公園愛護会会長さまの覚え書きをもらうとようやくゴールが見えてきた。
 さて、13時から17時までの4時間を一座あたり15分から20分と設定した。都合8座を地獄・極楽の絵解きライブ。休憩を入れることもそこそこに、次のお話の為にチラシ配りに励む桝田氏の姿がそこにあった。最初は、両親や法友が聞いてくれた。2座目からが正念場であった。青年たちのなかには、冷めた態度を示しながらもその場を離れずにジッと聴き入っているであろう者が居ることに、桝田氏は徐々に気づいていった。終盤には平均20名弱の若者達が耳を傾けてくれたと同氏は振り返った。はずかしい、または初体験で僧侶との距離感が掴めないという感じで、絵解きする間近までくる青年はまれであった。しかし、もっと素朴に興味を示してくれる幼児の姿には少々僧侶の魂が震え体が痺れた。
 また、この場所に立たせていただこう。「I shall return !」だ。ちなみに、助動詞の「will」は、自己の計らいによって生じる意思。「shall」は、自己を超えたところから生まれる意志と教えられたことがある。私たちの感覚で言えば、如来召喚の勅命であろうか。(文責:左右田)
三角公園「絵解きライブ」

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